何かが…始まる…!?!?
2014年9月4日。
P会のみんなで納涼船に乗った。久々に浴衣を着た。
先輩はみんな綺麗だったし後輩もみんな可愛かった。
そしてっ…!!!!
男の浴衣…推せる…!!!!
やはり日本の男は学ランに浴衣に袴、これに尽きる。
そしてこの日から私はP会一筋になり、心はすっかり身軽だった。
こういうイベントの時に判明することがある。
それは「誰と誰が付き合っているか」だ。特に人目を気にせずいちゃつくカップルはすぐにバレる。そして私は一組同期のカップルを確認した。イベントが終わって解散になりみんなでだらだらしゃべっていると、あみの背後に1人の男が密着してきた。すると2人で仲良く帰っていった。
気になったのと、P会のカップル事情をまだよく分かっていなかったので私はそこにいた同期の女子にあの2人は付き合っているのかと聞いたところ、1年の時から付き合っているカップルだったことが分かった。
それが、あみとつかさだった。
この時、私は仲良しのカップルだな~なんてのんきに思っていた。
その後。9月28日。
この日の予定はボランティア演奏会、略してボラ演のはずだった。介護施設にボランティアでおもてなしをする演奏会だ。しかし、介護者の1人が赤痢にかかってしまい中止になってしまったため、参加者全員で池袋のとある所のバイキングに行った。
適当にばらけて座ったところに一緒にいたのが同期のりょこ(女)とパン君(男)(この2人カップル)、そしてつかさがいた。
他愛無い会話をしている中で、話題はゲームの話になり、当時つかさは携帯でハム太郎のゲーム(アドバンスのカセットだったやつ、りぼんちゃんと2人で協力してやるラブパワーみたいなのがあるやつ)をしていて、私も大好きだったのでその話ですっかり盛り上がった。ハム語の話でこんな笑ったのはいつぶりだろうと思った。テンションとノリが一緒だったつかさの印象は「面白い人」になっていた。
…おそらくこれがつかさ君とまともに話した最初の時。そしてここから確実に「何か」が始まっていて、つかさ君との縁が急に舞い降りてきたのか、文化祭でのP会名物、野外演奏のアカペラ枠で共に本番まで頑張っていくことになった。