時すでに遅し

 

2014年11月16日。

 

この日は母校の文化祭に行って、そのあとサークルの同期と学年飲みがあった。

何気に参加者をチェックすると、その中にあみはおらず、つかさがいた。それが分かった時どこかでホッとしている自分がいた。

 

しかし集合時間になってもつかさは現れない。(まあいつもこいつが集合時間前に来たことあんまりないけど)

 

誰かが「ねえつかさは?」と聞くと学年幹事(のち幹事長)のあつしが「あいつ偏頭痛酷くなって来れないらしい」と言った。

 

そうなのか~~と無意識にちょっとがっかりしているとそろそろ移動するかーとなってる時に奴が来たのだ。

奴を見た瞬間胸が弾んだ。

 

…いやいやいや、まさか、ね。

 

居酒屋に着いてなんとなーく男女分かれて座ろうとしていて私も席につこうとすると隣につかさが来た。

 

「お疲れ~~っ」敬礼してきたので私も真似っこする。

 

でもこのあと一瞬つかさが消えた間に別の女子が隣に来たので笑、つかさは男子側に行くかと思いや私の向かいに座ってきた。

 

「俺さ~、今日かなちゃんに会うために来たから!」

 

…はああああああああっ!?!?!?!?!?

 

こいつみんなの前で何言ってんの!?そういうの言われ慣れてない私に何言っちゃってんの!?!?!?!

 

この時の私は「あ、ありがとう笑」しか言えませんでした…

 

その後は男女分かれて飲んでいたのだがお酒も入って盛り上がってきて男女混ざってきて私の隣にひらしょーというジャニヲタ男子がやって来た。

こいつがまたちょっと変わっている奴で、オチのない話を延々としてくるしやたらとジャニーズの話をして盛り上がらせようとする感じが嫌いだった。

 

ていうかとにかくしつこい。

 

私はかなり困っていた。ここから早く抜け出したい~~と思っているとめちゃくちゃタイミングよく別の男子(ゴリラ、めっちゃいい奴)が来て話題が変わってホッとしていた。でも隣に相変わらずひらしょーがいるので早くなんとかならないかなと思いつつ無理矢理ゴリラと盛り上がっていると突然つかさが私の隣にやって来た。

ひらしょーと私の間に入ってきた感じなのでまあ近い。めちゃめちゃ近い。男子と喋ることにはさすがに慣れていたけれどこいつは距離感というのをまるで考えないやつなので物理的にも距離が基本近いし物理的に距離が近いのはまだまだ慣れていないこじらせ女子だった。

 

なんだかんだつかさと話が盛り上がっていると話題は次の冬合宿のことになった。

 

「かなちゃんふゆが行く?」

「あ~…あれ迷ってたら締め切り過ぎちゃってたんだよね~…」

 

そう、私は行くか行くまいかなんとなく悩んでいたのだが締め切りが過ぎてしまい参加を諦めていた。

 

つかさ「なあゴリラゴリラ(ゴリラは合宿関連を受け持つ企画部の部長です)、ふゆがまだ参加できるっしょ??」

ゴリラ「うんできるできる」

つかさ「だって!」

私「どうしよう~…つかさくん行くの?」

つかさ「行く行く」

私「え、じゃあ…」

 

つかさ「俺が行くなら行くってなった??」(いたずら的笑顔)

 

何なのこの少女漫画みたいな発言は!!!!!!!

 

もうこの時の私「うん」って言いながら普通に照れ笑いでしたよ。

そしたらまた嬉しそうに笑っちゃってさ~~…この笑顔をずっと見ていたいなと思ってしまったんです。

 

この日私はつかさが好きだと認めざるをえなかった。

 

でも、つかさには1年半以上も付き合っている同期のあみという彼女がいて、好きと自覚したところでどうすることもできなかったのです。

 

結局、3年経った今もこの時の私はどうするべきだったのか分からない。好きという気持ちだけがどうしても回収できなかった。ただそれだけ。