もしかして…バレたか…??

2015年2月9日。

 

「かなちゃんは?ふゆが行かないの?」

 

奴に誘われたのがきっかけで行くことになったふゆが。

でも私はもやもやしていた。それはもちろん先月の出来事がきっかけ。もちろん好きな人と2泊一緒に過ごせるのは嬉しい。でもしょせん私の想いは届かない…。これって好きでいる意味あるの…?

 

こっちはもやもやしているのにつかさは相変わらずお構いなしでむかつくけど話しかけてくれるのはやっぱり嬉しくてずるいなあなんて思った。

 

行きのサービスエリアで私がフランクフルトを食べていたら向こうが美味しい?と聞いてきたので食べる?と言ったら(食べかけを)何も気にせず食べた。内心ちょっとドキドキしたけど。ただそれだけなんだけど。

 

この日の夜、ほろよいでホントにほろよいになった私。こんなことは珍しかった。この時ひとつ上の先輩(つかさとなかよし)といちゃいちゃしててその人はとにかく女の子大好き先輩(以下n先輩)なのでそういうのは日常茶飯事だし別になんともなかった。

その時つかさもいて、みんなでわちゃわちゃしている時にもうなんて言いかけたかは忘れたのだがつかさに何か言いかけてやめたらしばらくして向こうがちょっとおいでと言ってきて誰もいない2人の瞬間があって、「あの時何言おうとしたの?」って迫られたのはホントに緊張したな~笑 私は「なんでもない」って言い張ったんだけど笑

 

次の日、私は人生初のスノボに挑戦した。誰に教えてもらおうと思って周りを見回すと幸か不幸かつかさしかいなかった。

 

…今しか言えない!

そう思った私はつかさともう一人同期の男子が乗っていたリフトの後ろに乗った。

 

「…つかさくん!!」

「…ん?なに~??」

「スノボ…教えてくれないかな…??」

「おっけ~~笑」

 

我ながら少女漫画かよと思ったけどホントにこんなやりとり。

そんでもってさらに少女漫画的展開が訪れる。

 

つかさと一緒にリフト乗ってた男子がなんと手袋を落として来た道を戻るはめになった。このあとももうひとつリフトに乗らなければならなかった。

 

…え??もしかして次私が一緒に乗るの?????

 

案の定向こうも待ってくれているし一緒に乗らざるをえなかった。しかもさっきのリフトより狭いからかなり密着しなきゃいけなかった。こういう時に限って向こうあんまり喋らないからどうしようと思ってとっさに昨日の話をした。

 

「昨日はnさんにべたべたしちゃったな~~笑」

「そんなにnさん好き??」

「違うよ!nさんのことはそういう好きじゃないよ!

 

それに私好きな人いるし!」

 

…一瞬自分でも何を言っているのか分からなかった。

 

すぐに焦った。

向こうもびっくりしていたし私もびっくりした。

 

「…へえ?そうなんだ?」

「でも…その人彼女いるからさ…諦めようかなって思ってるんだよね…」

 

もう完全に開き直っていたと思う。我ながらよくここまで言ったなと思った。さらにびっくりしたのはつかさの反応。

 

「…ワンチャンあるんじゃね?」

 

…はあ????????

 

いやおまえが言うなよ!!!!!!

 

タイミングよくここでリフトが到着してさっきの会話は何もなかったかのようにつかさのレッスンが始まった。

あいつの教え方がうまかったんだと思う。すぐに慣れてスキーよりうまく滑れた。

スノボに集中していた時はこの日の会話は忘れていたんだけどこの日思い返してみていやこれもしかしてさすがにバレたかもとさすがに焦った。

でももしバレたとしたらなんでワンチャンあるなんてちょっとでも期待させるようなこと言うんだろうとも思った。…どうせつかさとあみが別れることなんてないのに。

この日1人の女子、みーやにはばれて、みーやはつかさと仲良かったのでみーやにも警告されたのだ。「あいつはやめときな。あいつはそういう奴だから。」

そんなこと、私が1番よく分かっていた。でも心のどこかでつかさの言う「ワンチャン」を信じたかった私もいた。