私……もう行けない……

2015年4月。

 

モヤモヤしたまま3年生になり、私達の代が先頭を切って新歓活動をしていた。

 

少しでもつかさくんのそばにいたくて、少しでも役に立ちたくて助けたくて…インカレの身にしては結構働いていた方だったと思う。一方本命の彼女あみはさほど積極的に新歓活動をしているようには見えなかった。

 

でも…私が頑張っても彼には近づけてない気がした。つかさくんも忙しくしていたしそんなに話もできなかった。それどころかあみとはなんか落ち着いていた。

 

ある時、新歓の飲み会で私と同期の女子2人で1年生と喋っていると、つかさくんが私達の席にやって来て1年生と話し始めた。

…久々に近くにいる感じがして嬉しかった。でも私のそんな小さな喜びも束の間、あみがやって来た。しかもあみは1年生と話すのかと思いきやつかさくんに甘え始めた。

 

…どうして。どうして新歓の最中にこんなことするの。どうして1年生の前でそんな堂々とイチャイチャしだすの。

 

…どうして私の前で見せつけるの…

 

やめて……私の前でだけは……やめて………!!!!!!!

 

そんな私の思いが溢れていたのか、突然つかさくんが私を見てきた。それと同時に見ていたことが知られたくなくて(多分バレてたけど)、私は始めから見ていなかったかのように1年生に話し始めた。するとつかさくんは急に席を移動し、あみもいなくなった。

 

私が見ていたのが嫌だったのかなんなのか…私は2人がいなくなってホッとしたけどこの時に分かったことは、2人は順調だということ。それだけ。

 

そして…4月の下旬、Twitterを見ているとあみがディズニーランドの写真を上げ始めた。

 

…これはもしかして…

 

私の嫌な予想は的中だった。

 

それはつかさとあみの2年記念日でランドに行っている証拠写真だった。

 

もう私がつかさくんの心の隙間に入る余地は全くなかった。

 

5月の始め。

この日は街に待った新歓合宿!…のはずだった。仕度も曖昧。何か気分が乗らない。いやそんなことはない。きっと楽しい合宿になるはずだ。そう言い聞かせながら途中の駅までは行けた。

 

乗り換えをしなきゃいけないその足は完全に止まってしまった。

 

この日ちょうど月一も来ていたので具合いが悪かったのはたしかだったがそれ以上に行きたくないという気持ちがどんどん膨らんでいた。

 

誰のせいでもない。私のせいだ。

 

…あの2人の姿を心の底から見たくなかったのだ。

 

正直、新歓合宿が行きたくなくなるほど追い込まれていると思っていなかった。

 

でももうこれ以上足が進めなかった。だから私は唯一つかさくんに片思いをしていることを知っていたみーやにLINEをした。

するとみーやから温かい返事が来て、誰でも休みたい時はあるし今はゆっくり休めと(そんな感じ)言ってくれて、そのLINEを見た瞬間人目を気にせず号泣してしまった。

 

たった1人の男のせいで自分がこんなに情けないことになるなんて思っていなかった。

 

私はみーやに甘えて急遽不参加とし、自宅に帰りその日はゆっくり休んだ。母親は呆れていたが、気分転換に外出し、パンケーキをご馳走してくれた。

 

諦めるか、好きでい続けるのか。そろそろ答えを出さなきゃいけない状況になっていた。